愛シテル
崩壊の末路
里菜が…僕を拒絶した?
嫌いになった?怖い?
嫌だ!!嫌だ!!嫌だ!!嫌だ!!嫌だ!!嫌だ!!

「里菜…愛してる。愛してる。愛してる。愛してる。愛してる。愛してる。愛してる。愛してる。愛してる。愛してる。愛してる。愛してる。愛してる。愛してる。愛してる。愛してる。愛してる。愛してる。愛してる。愛してる。愛してる。愛してる。愛してる。愛してる。愛してる。
僕を拒絶しないで…」

ねぇ…どうしたらもう一度好きになってくれるの?

「イヤだぁ!助けて!!」

僕は里菜が好きなだけなのに…
それがイケないことだなんて…
どうしたら…里菜はもう一度笑ってくれる?

「怖いよぉ…秀哉」

僕が怖い…なら、僕が消えたら…
そう思って僕は台所へ走った。
棚を乱雑に空け、包丁を取りだし

グサッ

お腹に突き刺した。

「グギギギギャガガァ!!」

熱い…熱い熱い熱い熱い熱い熱い
焼けるみたいに熱い。
僕は熱さと痛みに耐えきれず、その場に倒れ込んだ。
でも…これで里菜が喜ぶ。
そう思うと自然と楽になった。

トタトタ

足音が近づいてくる。里菜だ

「キャァァァ!!」

ひょっこり顔を出した里菜は途端に
大声で叫んだ。

「秀哉!!大丈夫!?」

あれだけ拒絶した僕を心配してくれる。
だけどね…もうすぐ僕は死ぬ。

「里菜…愛シテル」

これだけは伝えておく。
それと同時に僕は永遠の眠りについた。
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