ぜってぇ、離さねぇから【短】
駅まで二人で歩いている時、「くしゅん」と未咲が、くしゃみをした。
「うわっ、未咲大丈夫か!?寒いか?」
「あっ、ごめんね。うん、ちょっと寒いかな。でも、だいじょ……」
“大丈夫”と言おうとしたところ、浩樹が未咲の手をギュッと握った為に何も言えなくなってしまったのだ。
「うわぁっ!ご、ごごごごめんな!でも、お前が風邪引いたらと思ったら、俺……」
「う、ううん…。大丈夫…。嬉しいよ…?」
「へっ!?今、なんて……」
「……だから、嬉しい」
駅までの帰り道、浩樹は未咲の言葉に動けなくなってしまった。
どうやら、浩樹はそのままフリーズしてしまったらしい。
「あのね、浩樹くん…。わたし、浩樹くんのこと……」
「う、うわぁ!!ちょっと待った!!その先は、俺が言う!!言わせてくれ!!」
何も言えなくなった浩樹に、未咲は自分から言おうと決意したのだが、その瞬間浩樹は急に慌て始め未咲の言葉を遮った。
「うわっ、未咲大丈夫か!?寒いか?」
「あっ、ごめんね。うん、ちょっと寒いかな。でも、だいじょ……」
“大丈夫”と言おうとしたところ、浩樹が未咲の手をギュッと握った為に何も言えなくなってしまったのだ。
「うわぁっ!ご、ごごごごめんな!でも、お前が風邪引いたらと思ったら、俺……」
「う、ううん…。大丈夫…。嬉しいよ…?」
「へっ!?今、なんて……」
「……だから、嬉しい」
駅までの帰り道、浩樹は未咲の言葉に動けなくなってしまった。
どうやら、浩樹はそのままフリーズしてしまったらしい。
「あのね、浩樹くん…。わたし、浩樹くんのこと……」
「う、うわぁ!!ちょっと待った!!その先は、俺が言う!!言わせてくれ!!」
何も言えなくなった浩樹に、未咲は自分から言おうと決意したのだが、その瞬間浩樹は急に慌て始め未咲の言葉を遮った。