ぜってぇ、離さねぇから【短】
それから5分もしないうちに、息を切らした浩樹が戻ってきた。
「未咲!待ったかぁ?…待ったよなぁ。ごめんなっ?」
「えっ、あ、ううん。大丈夫だよ…」
未咲は咄嗟に笑顔を作ったが、内心どうしていいか分からなかった。
実は、未咲も浩樹に恋をしていた。
いつも話し掛けてくれる、浩樹。
断っても断っても、食事に誘ってくれる。
そんな浩樹のことを、未咲は好きになっていた。
けれど、そんな気持ちを浩樹に伝えることはできなくて、忘れてしまおうと気持ちにフタをしたのだ。
なのに、浩樹の気持ちを知ってしまった。
浩樹に対しての気持ちが、どんどん溢れてくるのが自分でも分かってしまった。
「未咲!待ったかぁ?…待ったよなぁ。ごめんなっ?」
「えっ、あ、ううん。大丈夫だよ…」
未咲は咄嗟に笑顔を作ったが、内心どうしていいか分からなかった。
実は、未咲も浩樹に恋をしていた。
いつも話し掛けてくれる、浩樹。
断っても断っても、食事に誘ってくれる。
そんな浩樹のことを、未咲は好きになっていた。
けれど、そんな気持ちを浩樹に伝えることはできなくて、忘れてしまおうと気持ちにフタをしたのだ。
なのに、浩樹の気持ちを知ってしまった。
浩樹に対しての気持ちが、どんどん溢れてくるのが自分でも分かってしまった。