ぜってぇ、離さねぇから【短】
二人のラブラブランチタイム?は終わり、続々と社員が戻ってきた。

浩樹も自分の場所へと戻っていた。

そこにさっきのメンバーがやってきて、どうやらからかわれてるようだった。

『浩樹、言ったのかよー』
『早くしねぇと、誰かに取られんぞ』
『ボクが取っちゃおうかなー?』
『浩樹、オトコなら決めろ』

こっちが聞いても赤くなるような、セリフばかり。

浩樹を見れば、耳まで真っ赤になっていた。

何とか仕事モードに切り替え、定時のチャイムが鳴ると同時に浩樹が話し掛けてきた。

「あー、未咲?あのさっ、良かったらごはんでも行かねぇか…?」
「え、あ…」

浩樹を見れば、いつもの浩樹ではなく何かを決意したような真剣なカレの姿。
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