その指先も仕草もすべて


「好きだよ」

彼女に囁く、俺の声が掠れる。

腕の中で頷いた彼女が、俺の背中に腕を回しながら笑う。


「私も」

彼女から返ってきた言葉が泣き出しそうなくらいに嬉しくて。

俺は彼女のこめかみに唇を押し付けると、もう一度囁いた。


「好きだよ」

これからも、ずっと。




― Fin ―
< 6 / 6 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:23

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

ビター・マリッジ

総文字数/61,929

恋愛(純愛)137ページ

表紙を見る
君と二度目のお別れをします。

総文字数/60,227

恋愛(純愛)125ページ

表紙を見る
龍神島の花嫁綺譚

総文字数/31,983

ファンタジー54ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop