Sweet*Princess



「あ、あきとくん……」


「そういうわけだから。陽菜いじめたら………どうなるかわかるよね?」



くろーいえがおをむけると


女たちはかおをあおくしてにげていった。



「あき…」


「んー?」


「すき」


「しってる」


「あきは?」


「ん?」


「わたしのことすき?」


「……うん、すき」


「しってる」




めがあって、プッてふたりどうじにふきだした。




なぁ、姫乃。




おれら、もしかしたら




ふたりよりいいカップルになれるかも。





それくらい、陽菜のこと












すきみたいだ。




















「ああー!疲れた!」


ベッドにボスッて顔を埋めると、壱斗の匂い。


ほんと、疲れ吹っ飛ぶなぁ……



「えへへ〜」




「………きも」



へ?



「あああ明斗くん!!」


「なにひとりでわらってんの。きもちわるー」



む、むー……明斗くん、毒舌全開?



もしかして……



「明斗くん、陽菜ちゃんと……」


そう聞くと、明斗くんはニッコリ笑った。



「よ、よかったぁ……」



身体の力が一瞬にして抜けた。



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