Sweet*Princess


雅斗様の爆弾発言に、壱斗と私の声が見事シンクロ。



嘘だよねぇ?



壱斗と同じ部屋、とかまさかだよねぇ?



「嘘、だろ……?」


若干震えてる壱斗の声。


そりゃ、震えるよ。


私なんて手も足も震えてる。



だって



だって












壱斗の部屋って、ファンの人が設置した隠しカメラとかありそうなんだもん……!(犯罪






それに普通、若い男と女をわざわざ同じ部屋に寝かせる?!



「俺が!姫乃襲ったりしたらどうすんだよ!」



「「……」」



壱斗のいきなりの言葉に、私はもちろん家族のみんなは呆然。



「壱斗も……健全な男子高校生だったんだな」


「女の子に興味ないみたいだから…、いつか襲われたらどうしようって思ってたんだけど………よかったよ」


「だぁぁぁ!雅兄も史兄もうっせーんだよ!てか、史兄を襲うとかありえねぇ!!」




なんか……、雅斗様と史斗様にからかわれてる壱斗って、可愛いかも……



って、襲われる可能性があるってのにこんなこと考えてる場合じゃないって!!




「まぁ、いーじゃんいーじゃん。結婚するんだし。襲っちゃえ☆」



襲っちゃえ☆じゃねーよ、あほ兄貴……!!






「だぁぁぁぁぁぁぁ!!」








この時外にいた警護の斎藤さんにも、この壱斗の叫び声は聞こえていたそうな☆



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