Sweet*Princess
「んー……、じゃぁこのままでいっか」
壱斗の優しい声に、壱斗の瞳を見る。
あぁ、この瞳好きだ……
強くて、優しくて。
「これからよろしくな?大切にする」
あぁ、なんて優しい人なんだろう。
私、この人のこと
きっとすごくすごく、好きになる………
「俺部屋片付けるわ…どうも掃除とかって苦手」
壱斗は苦笑いして、立ち上がる。
う~ん…なんて完璧な容姿。
それに性格もすごくいい。
「姫乃?どした?」
「へ?」
「なんかおもしろい顔してたよ?」
お、おもしろい顔?!
「ひ、ヒドイ…」
「ハハ。嘘だって。お風呂入ってきたら?」
「じゃぁ手伝ってから!お風呂入らせていただきます」
「お?マジで?助かる!」
「いえいえ」
他愛のない話をしながら、少しずつ片付けて
終わると始めてから2時間が経過していた。
この2時間で壱斗のこといっぱい知れたなぁ…
すごく楽しかった。
「じゃぁ、私お風呂行きますね」
「おう。ありがとな」
「どういたしまして」
姫乃が部屋を出た後
「俺、我慢できるかな……」
なんて呟く壱斗がいたこと
姫乃は気付く由もなかった。
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