Sweet*Princess
う……すごく、恥ずかしい…
壱斗、じ、上半身、裸…だし。
私なんて、パンツも履いてない……
肘を立てて、私の頭を撫でる壱斗。
気持ちいなぁ……
………でも。
「壱斗だけパンツ履いてるのずるい」
「ん?じゃぁ取ってあげようか?姫乃のパンツ」
「……〜〜い、いらないッ」
壱斗にパンツみ、見られるなんて恥ずかしすぎる……
「今更恥ずかしがらなくても。………もう全部見たんだから」
「うぅ、もう、そんなこと言わないでッ!」
「ごめんごめん。でも姫乃すっげー可愛かったよ?」
うぅ、壱斗が意地悪だぁ……
拗ねたフリをして、寝返りをうつと後ろからギュッて抱き締められた。
大きい壱斗に私の体はすっぽり入って、愛しい温もりに包まれる。
「姫乃?」
「んー?」
「もう、どこにも行かないよな?」
「……ッ」
壱斗………
「俺、もう離したくないんだけど…」
「うっ…ごめんなさッ…傷つけてごめん………ッ」
「ハハ…泣かないでよ…」
「ごめぇ……ッ」
私だって、絶対離れたくない。
*