Sweet*Princess
「俺さ、姫乃がいるだけで幸せなんだ。姫乃がいてくれたら何でもできそうな気がする」
こんな言葉を真剣に言ってくれる人
今までもこれからも
きっとこの人しかいない。
私が本当に幸せになれるのは、
この人の隣だけなんだ。
「好き、大好き壱斗…」
「俺も」
ギュッて、息苦しいほどに抱き締められてもまだ足りない。
もっともっと、二人の間に隙間がなくなるくらい抱き締めて。
何度も何度もキスをして……
翌朝。
「姫乃?姫乃!そろそろ起きないと遅刻するよ?」
「ん…壱斗、…チューして…」
……ヤバイ、カワイイ
顔を近付けて、チュッて触れるだけのキスをする。
「ん、やだ、もっとぉ…」
「……ッ、」
本当に
どうしてこんなに可愛いんだろう。
もう一度、顔を近付けてキスしようとした、瞬間。
パチッて姫乃が目を覚ました。
「あぁぁぁぁぁぁ!!」
「ん?わっ、……いって!!」
なんで、なんで俺突飛ばされてんの…?
「?どしたの?壱斗。てか、今何時?もう、なんで起こしてくれないのー!!」
あぁ、そういうオチね。
*