この力があるかぎり
私がそう言うと、その子は顔を赤くした。
「そ、そんな…可愛いだなんて…」
目線を下に向けて、体をモジモジと動かす姿は、やっぱり小学生と間違えてしまうほど、幼く可愛い。
「あ!自己紹介が遅れました!私の名前はヒヨリです!これでも一応高校二年生ですが、敬語とか使わなくて全然OKです!」
ヒヨリさんは顔を上げると元気よく自己紹介をしてくれた。
「うん。よろしくおねが…よろしく。」
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