この力があるかぎり
そして、この事故がニュースなどで報道されていることを知ると、何度でも見た。
そして、明らかになっていく事実によって、犯人が割り出されると、私は犯人が凄く憎くなった。
お母さんが死んでしまった変えられない事実。
それが偶然のことじゃなく、犯人の犯行のせいだと知ると、本当に自分を忘れて犯人のもとへ行って、思いきり犯人を責めたいと思った。
でも、その気持ちとは裏腹に、事実は変えられないのだから仕方がないと妙に納得してしまう自分もいた。