この力があるかぎり
今のヒヨリさんを見ると、この人格は極めて危険だと思われる…
恨みや憎しみの心が、真っ黒で闇のような目に、焼き付けられているのがわかる…
そして、そこから感じられる威圧感は…もはや言葉に表せないようなものだ。
「ヒヨリ…今回は私が悪かったわ。だから…普通に戻りなさい。」
さすがに、ヒヨリさんの変わり様にまいったのか、ユナさんがヒヨリさんにそう謝った。
「ふん…ま、いーけど。あんまりあたしの人格出さないでくれよ。元の人格のあたしに嫌われてるんだからよ。」