この力があるかぎり



「えっ?つまり私はお気楽な性格じゃなくて、クールになるって事?」


『簡単に言えばそうなる。但しあなたの性格が少し残る可能性もある。でもその場合も私の性格の割合のほうが高くなる。どうする?』


うーん…どうするって言われてもな…


今の状況でもし超能力があれば…この状況を打破できるかもしれない。


それでも危険なことに変わりはないけど…


それに、性格が変わるだけで超能力が手に入るなら安い話だよね…と思ってしまった。


まだ半信半疑だけど…


「うん!良いよそれで!」


気づいた時にはそう答えてしまっていた…


『了解。取り引き成立。』


心の中のもう1人の私がそう言ったとたん、私は眩しい光に包まれた!


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