この力があるかぎり



「あ。ごめんなさい。一つだけAクラスの能力があったわ。」


「…なんの能力ですか?」


「予知よ。この能力だけは誰もSクラスにはなれないのよ。この能力でSクラスになれるのは…まさに神ぐらいしかいないでしょうね。」


予知か…確かにこの能力が完璧だったらなんでもできてしまう。


「わかりました。色々詳しく教えてくださりありがとうございました。」


「ええ。わからないことがあったらなんでも聞いてね。それと…詳しい能力判定や実戦の結果…あなたには今日からこの[最重要特別捜査本部]に入ってもらうことになりました。」


え!?


「今日からですか?」


「ええ。そうよ。ご両親にこれから連絡を入れるところよ。」


ご両親に…って!


「お母さんに今すぐ連絡するんですか?」


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