この力があるかぎり



そこまで言われてやっと気がついた。


きっと私の能力は狙われる可能性があるから、いくら味方の建物内でも口外するのは避けろということなのだろう。


でも…ここが一番安全ではないのかな?


まあ、もしものことを考えて必要以上に話すなということだろうけど。


『美紀の能力は、私達以外には念力とテレパシー、それに透視の3つだけ持っていると答えなさい。それ以上はだめ。』


「わかりました。」


私はユナさんにそう答えると、マホさんの方へ向き直った。


「えーと…能力は念力とテレパシーと透視を持っています。」


ユナさんに言われたので私はマホさんにそう伝えた。


「…そうなんだ!よろしく!私のことはマホでいいからね!あ!あと私の能力は1つだけだけど、Sクラスの念力を持ってるよ~!」


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