この力があるかぎり
ん?
今、『恐らく』と言ったということは…
「ちょっと待ってください。これは着けた本人にしか見えないんですか?」
「そうなのだよ。そのモニター自体は、特殊なステルス機能によって本人しか見えないようになっている。」
なるほど…それで具体的なデータが載っていても大丈夫ってことか。
「では《能力値》から説明しよう。まず能力値の最大値は100だ。この範囲で能力の使用が許可される。例えば念力で言うとコップを浮かす程度なら1、テーブルを浮かす程度なら10、建物を破壊するとなれば50消費され、残りの数が表示される仕組みになっている。」
つまり、一言で言うと…
「テーブルを浮かした場合は、《能力値》という項目を選択すると、90と表示されるわけですよね?」
「そういうことだ。ちなみにこれは、どの能力も共通なので色々な能力を組み合わせて使った場合も、上限は100となっている。」
それだと結構、制限される気がするんだけど…まあ、それくらいが体に負担がかからないのか。