この力があるかぎり
実習室
―――実習室
私は、なかば強引に連れてこられたため、ここがどこだかわからなかった。
「えっーと…ここは?」
「実習室よ。」
えっと、私はなぜ実習室へ連れて来られたんでしょう?
「決まっているじゃない!あなたに超能力の危険性と、使い方について教えるためよ!」
教えるって…ルイカさんが?
「そうよ!能力ではあなたの方が上だとしても、ここに入ったのは私が先!ここは先輩として…」
ルイカさんがそう言いかけた時、ガラッと実習室のドアが開いた。
「ルイカ。もうやめなさい。」