この力があるかぎり



「そうよ。それはできるだけ透視の能力を制限するものなの。だからこの前に立った状態でどこまで見えるかテストするわ。」




あ。そういうことなんだ…





それに、カーテンの向こうは、確かに真っ暗で何も見えない。




「カーテンの前に立ったらすぐにテスト開始ですか?」





「そうよ。すぐ始めるわ。」





「わかりました。」





そう言うと、私はカーテンの前に立った。





「じゃあテスト開始!」





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