この力があるかぎり



私がカーテンの方に顔を向けた…


――まさにその時だった!









ガシャァァァァァン!





「…え?」


「な、何!?」


突然、大きな音をたてて、カーテンの向こうのガラスの窓が…割れた。


幸いカーテンがクッションになってガラスの破片は飛び散らなかったみたいだけど…


…なんで?


私が疑問に思っていると、ユナさんが慌てた口調で言った。


「み、美紀さん!あなたの透視で状況を確認して!」


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