この力があるかぎり
私がそう問いかけると、案の定3人が驚きの表情になり、慌てた様子で言った。
「な…!?まさかお前が!?」
「おい!どういう事だ!情報が違うじゃないか!」
「…!」
…この動揺ぶり…やっぱり私が“ある人物”だったのだろうか…?
「…なんの事かは分かりませんが、私が家に入れないので、そこをどいてもらえますか?」
3人は、しっかり玄関の門を塞いでいる位置に立っているから、本当に困るんだけど…