幼なじみという肩書き
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「…ック……ヒック」

涙が止まらない。


なんで、私達は幼なじみなの?


どうして?


私は……


  一生この気持ちを伝えられないの?


そんなの……嫌だ。


私は……私は……


「大丈夫?」


「えっ?」


短い黒髪の青年が声をかけてきた。


服装を見るからに、ランニングの最中なのだろう。


だけど、なんで、


こんな私なんかに……



「ごめん。驚かせちゃったかな?」


なんで……謝るの?


「ううん……」


そう言うと、彼はにっこりと笑顔を見せた。

 その笑顔はひまわりのよいに温かかった。




 たぶん

私は、この時……


新しい恋をしたんだ。


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