幼なじみという肩書き
゜。°*◯*゜。°*◯*゜。°*◯*゜。°

『ヒューヒュー!』


ア………………


どうしよう……


『優七と湖都花、朝からいちゃつくなよ~』


別に、いちゃついてないし……


ほんと、クラスの野球部の男子はこういうの

好きだよなぁ。


いやいや、感心しているときではない。


今の状況をなんとかしなくては……


「ちっ、違うよ。いちゃついてなんか

ないよ!」


よし……これで、回避できたかな…


『何が違うんだよ』

えっ、何がって……


ヤバい、言葉がおもいつかな―――


「やめろよ!! 俺達はなんにもないから」


優七くん……



『うそだろ~、どうせラブラブなくせに』


「…………」


えっ?


『ほら、図星だぁー!』


「ちっ、違うっ…」


「俺らは、だだの友達だから」


ズキンッ


胸が痛い。


苦しい。


友達かぁ…あはは…


そうだよね……


恋ってこんなに苦しいんだ……





やっぱ…悲しいよ…………
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