私は男を見る目がないらしい。
「そ、そんなことないし!変なこと言わないでよっ!」
「あーもう、うるさい。身体は正直なんだから、それに従えって。おまえは黙って俺を感じて、俺の隣にいればいいんだよ」
「はぁ!?んぅっ!」
さらに歯向かおうとした途端、再び唇を塞がれてしまう。
昔よりも酷くなってしまったらしい俺様過ぎる発言がムカつく!と思いながらも、拒否しようにもその力強さでさせてもらえなくて、壁際に追い詰められた私は逃げることもできず……再び朔太郎のキスに溺れていった。
……結局、何度もこのやり取りが続いて、いい加減面倒になった私は「きっとこの場だけだ!」と言い聞かせて、朔太郎の押し切りに大人しく“負けてあげた”のだった。
「……わかった。付き合えばいいんでしょ!だからもう離して!」