私は男を見る目がないらしい。
(例3)
社会人になってから付き合うようになった彼。
……今の彼氏だ。
会社に入社してすぐ先輩に連れられて行った合コンで、数合わせのはずだった私たちはすぐに意気投合し、付き合うようになった。
付き合って3年でお互いにいい年だし、そろそろ結婚の話も出るかな~、なんて思っちゃうくらい順調だった。
……なのに。
さっきの事件が起こってしまったのだ。
彼は無類のダーツ好きで、付き合い始めてからすぐにダーツバーに連れていってもらうことが多かったんだけど、まさかのトラップがそこにはあったなんて。
実は店長(男)目当てで、ゲイだった……っていう恐ろしいトラップが。
ゲイを否定するわけじゃないけど、まさか自分の彼氏の本命が“男”だったなんて、信じられない……。
私のことを好きだって言ってたのは何だったの?
もちろん……、別れる!
……26年間で付き合ってきた男の人数はそんなに多くないのに……どの男も一癖も二癖もあるなんて。
しかも、付き合っていくことに問題があるようなもの。
それが示すのはやっぱり……
私は男を見る目がないってことなんだと思う……。