私は男を見る目がないらしい。
3.秘密を抱えた男
*痛みと安心感と、何か 「……すっげぇ心配した」
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「……うぅ……」
痛い。
もう、めちゃくちゃ痛い。
私は仕事の昼休み時間、自分のデスクに突っ伏していた。
朝から私を苦しめるのは、生理痛だ。
月一のお客様は昔からたまに私をこうやって苦しめるんだ。
薬を飲んだというのに全く治まってくれなくて、今日は朝から仕事に全く集中できないでいた。
このままだと絶対にミスする。
昼にやる予定の仕事は集中力が命の作業なのに……集中なんてできる気がしない。
どうしよう……
「相原さん?」
「え……?」
上から降ってきた声は三浦さんのものだ。
私は何とか身体をむくりと起こし、三浦さんの方を振り向いた。