本当は私を見てほしい

「先輩?」


「・・・・」


先輩は少しの間、ずっと水島さん達の帰って行った方を見つめたまま動かなかった。


「先輩?」


「あ、ごめん」


何回か呼ぶと、やっと気づいてくれた。



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