青空の日のこと
聞こえていたみたいで「本当!?」と男の子は目をキラキラと輝かせた。

こくり、とわたしは頷き。

「じゃあ、着替えてきて!」

男の子はそう急かした。

一瞬、意味がわからなかったが、
少しして制服のことだと理解した。

「う、うん...」

そう返事を返してから、わたしは部屋へと戻った。

部屋に戻ると、白いクローゼットを開けた。

クローゼットの中には、ワンピース等と一緒に制服が入っている。

わたしが受験を受けた高校の制服は可愛い方だと思う。

白のブラウスに、赤いリボン。
紺色のニットに、赤のチェックのプリーツスカート。

あと、黒のニーハイソックスを用意していた。

けど、まだ着てない。

学校にまだ行ったことがないから。

わたしはその制服に急いで着替えた。



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