青空の日のこと
____ピンポーン...


昨日に続いて、今日もまた。

インターホンが鳴った。

そのチャイム音は、2階までにも響く。

「また、来たんだ......」

わたしは、2階にある自分の部屋の窓から玄関の前に立つ男の子を見て、そう呟いた。

ここから見てもわかるけれど、昨日の男の子のようだ。

今日は何をしにきたんだろう。


ため息を1つ漏らし、パジャマから純白なワンピースに着替えて、玄関へと向かった。

玄関のドアを開けてみれば、
やっぱり昨日の少年が立っていた。

「今日はどうかしましたか?」

そう聞くと、昨日と同じ笑顔で、
少年は「学校、行こう!」と言った。

昨日、わかってくれたわけじゃなかったのだろうか。

わたしはやっぱり。

「行きません」

そう返すことしかしないけれど。

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