青空の日のこと
「そっか...」

そう言ってから、笑顔を浮かべて「また明日!」と言って男の子は学校へと向かって行った。

また明日も、来るのかな......。

って、何考えてるんだろう。

今日も、明日も、明後日も、
学校には絶対、行かないのに。

「...考えても、意味ないよね...」

わたしはそう呟き、キッチンへと向かった。

今日は、トーストとスクランブルエッグとサラダとスープ。

料理は案外好きだ。

今日はお菓子作りでもしようかな。

朝食が出来上がった頃、
庭を見てみれば、猫がもう来ていた。

急いで朝食を食べると、庭へと走る。

「今日は早いね...」

そう言いながら、猫の頭を撫でた。

猫は、心地よさそうに鳴いた。



< 8 / 14 >

この作品をシェア

pagetop