月夜の黒猫
私が悟った瞬間男の人は私の背後に回った。
美「なっ、何を!」
城「クククッ…うるせぇな、少し黙ってろ。」
美「…っ!」
背後に回った人は私の背中にナイフを添えて低い声で脅してきた。
私は恐怖で声を出せなくなった。
城「クククッ!いいね~その顔!恐怖で怯えた顔、俺は好きだぜ(ニヤリ)とりあえず、前に進め。」
美「ッ!(コクコク)」
私は男の人の狂っている発言に鳥肌を立てながらも言われた通りに前進した。
そのまま闘ってるらしい倉庫に近づき入り口付近まで来ると後ろから首に腕を回された。
その手にはさっきのナイフが握られ私の首にあてがわれている。
そこで男の人は声を張り上げた。
すると中で闘っていた人達が一斉にこちらを向いたのだった。
その中には葵くん達もいて、私を確認した葵くんが私の名前を呼んだ。
その声に思わず私も葵くんの名前を呼ぶ―…
その瞬間背後にいた人が喋りだした。
城「こいつの命が惜しかったら鬼龍の奴ら動くなよ〜?少しでも動いたらこいつがどうなるか……わかるよな?(ニヤリ)」
美「ッ!」
鬼龍「ッ、」
内容はやっぱり脅しだった。
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