月夜の黒猫




蓮「…お前はやはり卑怯だな。」






そこで黒崎さんが呟いた。






城「クククッ、卑怯…?賢いって言ってほしいぜ(ニヤリ)まぁ、おとなしくお寝んねしな!てめぇら殺っちまえ!」








男の人の一言で一斉に武器を持った人達が攻撃を始めた。



葵くん達は攻撃せずに防御だけしてるようだ。








美「っ、イヤッ!葵くんに皆さん!私のことは気にせずに闘ってくださっ…きゃあ!」



葵「っ、美優!?」









私が悲鳴に近い声をあげている途中で、後ろの人に突き飛ばされバランスを崩して地面に両膝をついてしまった。


その後、後頭部辺りの髪を強く鷲掴まれる。
























美「っ!痛っ!」




城「てめぇ、余計なこと言ってっと殺すぞ。」








そう言って男の人は手に持っているナイフを振り上げ私に向って振り下ろそうとした。


























葵「城田!止めろ!」









私は葵の声を聞いて半分諦めた。












































美「(っ、月詠さん…!)」









しかし、私は無意識に月詠さんの名前を心の中で叫んだのだった――…




























―美優Side終了―


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