月夜の黒猫








走りだした後私は校門を潜らず3mくらいの塀を飛び越えた。



もう夕方で有ることもあって人はいなかったから幸いだ。





塀を飛び越えた私はくろのペースと同じくらいで走ったている。




そこでふとさっき私達より先に飛び出した猫達を発見した。


私達はその猫達を目指して進む。




















































そう、私達より先にでた猫達は手分けして近所の猫や野良猫に音の方向についての情報を収集してくれている。


そして、その情報を元に最短ルートの道標をしてくれているのだ。




まぁ、最短ルートってだけあって塀の上だとか屋根伝いのルートも多いが気にしてはいられないためとにかく進んだ。





因みに今は屋根の上を走ったり、屋根から屋根を跳んでいる最中だ。












































































しばらく走っていると、遠くから乱闘してるような声が聞こえてきた。



どうやら100m先くらいにある倉庫かららしい。



しかも、目印になってくれている猫達もその方向に見えた。






















































『(すごく嫌な予感)』
















私は黙々と走りながらもうんざりしてしまった。





















だが気にしている暇もないためそれに構わず走る速度をあげた―…













































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