月夜の黒猫
まずはとりあえず先頭にいた奴の腹部に拳を沈め一発で倒し、次に殴り掛かろうとしてきた奴の拳を受け流してから受け流した相手の腕を自分の方に引き寄せそのまま腹部に拳を叩き込んだ。
炎尾1「うぐっ…!」
炎尾2「うっ!」
その直後、背後からきた拳をしゃがんで避け、そのまま回転する際の浮力を利用して背後の奴の足を払った。
そしてその流れでしゃがんだ体制からクラウチングスタートの要領で少し離れた相手のところまで助走を付け顔面に飛び膝蹴りを喰らわせ一旦攻撃を止めた。
『もういいか?(めんどい)』
私は、ずっと持っていたナイフを空中に投げては取り投げては取りと繰り返し弄びながら訪ねた。
炎尾「あ゛ぁ?いいわけねぇだろっ!」
そう言い私の背後にいた奴が殴り掛かってきた。
『…………』
パシッ!
ヒュッ…
炎尾「っ!ヒィッ―!」
鬼龍全「!」
それに対して私は弄んでいたナイフを空中で逆手にキャッチし、振り向きざまに殴り掛かってきたやつの眼前数ミリのところで刃先を寸止めした。
相手は殴ろうとしてる体制で静止し、小さく悲鳴をあげてる。
『…もう、いいよな(殺気)』
私は普段滅多に出さない殺気をだしながら疑問形ではなく決定事項として言葉を発した。
―朔夜Side終了―
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