月夜の黒猫

御礼



―朔夜Side―






『………』

美「……ははっ…(冷汗)」


鬼龍全「………」




























































なんでこんなことになってんだ…?



まぁ、とりあえず振り返ってみよう――…




















































倉庫を去った後学校に荷物とりに行った。


んで、いつも通り飯食って散歩行って風呂入って寝た。



朝も普段通りだったし学校来てからも変わったことはなかった。




とりあえず振り返ってはみたが今の状況は理解できん。















































美「あのぉ……月詠さん…?急に押しかける形になっちゃってすみません;ホントは私だけ来る予定だったんですが、途中で葵くん達に会って…、いつの間にかこんな状況に…(汗)」














そう、今は放課後。帰るために校門を目指してた―…




















































しかし何故か校門には人だかりができていた。



でも、人一人通るだけのスペースくらいはあった。


因みに、どうやら人だかりの中心には男の集団がいるようだ。

さっきっから女子の黄色い声が耳障りで仕方がない。私はこんな時、耳が良すぎるのも良くないなと場違いなことを考えてつつ集団をスルーして人だかりをすり抜けた。


その瞬間、人だかりの一部がモーゼの様に割れて道ができた。その方向をチラリと見ると神崎さんとその他…基、昨日倉庫にいた奴らがこっちに向かってきたのだ。


そこで冒頭に戻るわけだが、その後の申し訳なさそうな神崎さんの説明になんとなく状況を理解したのだった。










『そぉ…』



美「はぃ、ごめんなさい(シュン)」


『はぁ、別にいいよ。話があるならついてきて。』






私はシュンと仔犬のように項垂れた神崎さんの頭を軽くひと撫でしてある場所に向かうために歩き出しながら片手でついて来いのジェスチャーをした。





















































―朔夜Side終了―


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