【短編】願わくば。






しかし、お互いに大学生活に余裕が出てくると連絡もだんだん取らなくなった。
返信のペースも遅くなっていくばかり。


俺の心には、会いたい。
ただそれだけだった。



春に約束をしたんだ。



「桜の木の下で、また会おう。」



その時に俺たちの繋がりの証として、指輪を贈る。
そのためにこない連絡を送りながら、バイトをしていた。






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