櫻唄
私は刀を握り構える

しばらくお互い様子を見ていたが仕掛けてきたのは土方さんだった
刀を流し私は裏に回るが土方さんもすぐに振り返る

「やるじゃねーか」

私にそういうと彼は私の刀をはじいて私の懐に入る

「これで終わりだ!」

土方さんがいうと沖田さんの声がかかる

「そうですね。土方さんの負けです」
その瞬間周囲がざわめく
「ほら、脇腹」

土方さんはそこでようやく気付いたようだ
私が脇差で峰内していることに・・・
< 28 / 71 >

この作品をシェア

pagetop