櫻唄

「さて、昼の巡察いってきまーす」

土方さんに言うと一度部屋に戻り羽織りを羽織る
そして玄関をでると斎藤さんがと目が合う

私が斎藤さんの横に行くと彼は三番組に合図を出して
屯所をあとにする

もちろん町人の目は相変わらず怖いけど
それでも斎藤さんと他愛のない話をしていると気にしなくてすんだ

ぐるりと一周して屯所前までつくと私は斎藤さんに連れられ屯所から少し離れた
お茶屋さんに入った

「それで、何があった」

斎藤さんに聞かれて私は今朝の話と私の過去の話をすることにした


< 36 / 71 >

この作品をシェア

pagetop