櫻唄
「総司・・・」

腕を掴んでいたのは総司だった
「ちょこっと付き合ってよ」

そういわれ連れてこられたのは縁側で
私と総司は腰をかける

「さっきはごめん。誤解してムキになった」
素直に謝る総司に大丈夫だと首を振る

「僕ね、君に興味があったんだ。北辰一刀流の免許皆伝だし、からかいがいありそうだし。」
悪戯に総司は笑うとすぐに真面目な顔をして私を見つめる
私も目が逸らせなくなってしまいそのまま総司の言葉を待つ


「いつしかそれは興味心ではなくなってた。僕ね鈴のこと好きになっちゃった」

その一言をいうと総司はゆっくり私を抱きしめる

「僕と恋仲になってほしい」
その言葉に私はただ一言「はい」としか言えなかった
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