櫻唄
広間に入ると、視線を浴びるがその視線が痛い
針が飛んでくるような感じだ
そんなとき場違いなほど明るい声がした
「鈴!!こっちこいよ!」
声の主を見るとそれは私の知っている主だった

「平助くん!」
「とりあえず、座れよ! 」
私は平助くんの隣に座る

「さて、それじゃあ朝食を始めてくれ!」

上座に座るほんわかと笑う男性の音頭で朝食が始まる
< 5 / 71 >

この作品をシェア

pagetop