am8:35
「そんで、日にちは森本の誕生日にしようかななんて…」
自分でも気持ち悪いと思うけど、メールを送るタイミングがあるのはその日しかない。
「20日かぁ~期間もちょうど良いしいいんじゃない?」
「良いかな?」
「うん、良いでしょ☆」
「よっし!なんかやる気出てきたー!」
「うん、頑張れ愛美♪」
告白なんてすごい緊張する(しかも2回目
…だけど、前に進めるっていう事実が嬉しかった。
「おーいー、愛美ー!!」
その後も葵と2人で喋っていたらあたしを呼ぶ声が聞こえた。
「あ、森本じゃん!愛美チャンス」
あたしを呼んでいるのは紛れもなく森本だった。
何の用ですか…
ま、嬉しいんだけど…
「なにー?」
「なぁ、世界史の教科書貸して!!」
「はぁ?忘れたの?」
「うん!」