am8:35
毎朝のあいつ
5月中旬の晴れた日のある日
あたしは高校生活というものに
慣れつつあった。
毎日8時に家を出れば
35分には学校に着く。
はじめの頃はよく分かんなくて
超早く着いちゃったときも
あったけど、今じゃそんなこともない。
音楽を聴きながら電車に揺られて登校。
なんか高校生って感じがするな~
そんな朝。
「お~いっっ!!まーなみー!!」
遠くからあたしの名前を呼ぶ奴1名。
彼の名前は森本悠貴。
いわゆる朝練ってやつで毎日こうやって
遭遇してしまうのだ、(野球部ね
「だから、叫ぶな」
恥ずかしいからさ、