記憶の欠片
夏休み前に引っ越し先の新たな学校に着き
先生に紹介され教室に入る
同じ制服を着た生徒たちが
季節外れの転校生にどよめく
でも何故かその中に1人だけ夏の暑い日に
興味なさげに外を見下ろすピンクのカーディガンをきた女子がいた
「自己紹介してくれるかな?」
「はい。五十嵐友也です」
「じゃあ今井の横座って」
「えっと……」
「あっ!俺俺ー!」
って元気良く手をあげる
男子の横の席に案内された