記憶の欠片

ごめんね



あの日以来、

何故かあっちゃんや日向と気まずい。

日向本人から日向のことを
聞いてしまったせいか

日向も目を合わしてくれないし、

あっちゃんも前までは学校が終わったら

すぐに飛んで来て、
遊びに行こうとか言うのに

今ではまったくそれがない。

「友也。
今度っていつ試合だっけ?」

「土曜だろ?」

「そうだそうだ。
あっ、せっかくだしあっちゃんたちにも
言おうよ。
これに勝ったら決勝進出だろ?」

「そうだな」

運よくあっちゃんが教室に帰ってきた。

「あっ、あっちゃん!」

「….なに?翔」

「今度、バスケの試合があるんだ。
空いてたら来てよ!」

友「…あっ、よかったら
日向も来てね?」

「…うん」



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