記憶の欠片
「あっちゃんととも〜みはどうする?」
「私は…智どうする?」
あっちゃんって人は横にいた、
カーディガンの子に話し掛ける
「…行ってもいい」
間の空いた返事をするのを他所に
あっちゃんはよろこんでる。
その後、みんなで一部屋のカラオケルームに入り
今井とか他の盛り上げる人が歌って騒いでる
俺はなんだか知らないが
女子達に囲まれてる
囲まれてながらも
「どこから来たの?」
「どこに住んでるの?」
「彼女はいるの?」
ってありきたりな質問をしてくるから
適当に答えていく
暫く答えていくと、翔が横に腰掛けた
「よぉ、元気にやってるか?」
「あぁ、だいぶな」
「まぁゆっくり馴れればいいよ。何か聞きたい事とかない?」
「あのさ、あのカーディガンの女子ってなんでずっとカーディガン着てんの?」
「あぁ、とも〜みね。あの子はいつもだよ。春夏秋冬ぜんぶね。ちなみに名前は日向智美だよ」
そういえば、あいつの名前も智美だっけな