記憶の欠片
次の週末。
日向は一緒に住むことを決め
奈々ちゃんの家に荷物を
運ぶことに。
「…あっちゃん。
家具も向こうに持って
行ってもいい?
あっちゃんの匂いがするから」
「…うん、いいよ」
その後、日向のダンボールや
家具を奈々ちゃんの車に運んで
家まで行く。
「じゃあみんな乗って?」
「…私ちょっと忘れ物無いか
確認してくる」
日向が車に乗り込んだ瞬間、
あっちゃんは何かを
思い出したように家に入って行った
その後なんだか俺も心配になって
あとを追いかけた