大きな片思い…[完]
〜*沙奈sid*〜
学校から帰ってきた後、私はすぐにベッドにもぐりこんだ。
そして、すぐ涙が出てしまった。
拓也はけっきょく理由を教えてくれなかった。
しかも、今日一緒に帰ってくれなかった。
どのくらいないていたんだろう。
お母さんに「ご飯よー」と言われ、やっと歯を食いしばって涙を止めた。
そして、ご飯を食べた。
ご飯は、なんにも味がしなかった。
けど、お母さん達の前では泣きたくなかったから、違うことを考えようとした…
が、無理だった。