大きな片思い…[完]
沙奈に話しかけようとしたら、俺より先に沙奈に話しかけた。

「沙奈ちゃんだよね?昨日ごめんね…。」

「……」

「私、沙奈ちゃんに嫉妬してたの…」


「嫉妬⁇」

「うん…。沙奈ちゃんって拓也くんと仲良いから…。拓也くんは、沙奈の事しか見てないし。だから、ベランダで沙奈ちゃんが待ってる事知ってて…。」

「拓也が、私の事見てる…?」

「そうだよ。拓也くんは沙奈ちゃんの事好きなんだよ。」

俺はやっぱり沙奈のことが好きなのか…。

うそだ、本当はもっと前からきずいていた。

ただ、好きだと言って自分が傷つきたくなかった…。

< 34 / 67 >

この作品をシェア

pagetop