大きな片思い…[完]
「拓也とはただの幼なじみだよ。好きだけど、幼なじみとして好き。」

と。

俺は走って裏庭にいった。

そして、髪をくしゃくしゃにした。

俺は、失恋したんだ…。

俺が沙奈に好きと言ってればこの結果は変わっていた?

沙奈が辛いとき、ずっとそばで大丈夫?と言えるのは俺がいい。

沙奈を俺のものにしたい。

そう考えるばかりだった。

でも…もう無理なんだ。

沙奈は俺を好き。

けどその好きは恋としての好きじゃなくて、幼なじみとしての好きなんだ…。

俺は、恋としての好きなのに。



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