果たし状
きっかけ
「──…は?
どんな風に告白されたら嬉しいか?」
日も大分傾き、オレンジ色に染まった教室。
教室には、私星村夜空(ホシムラヨゾラ)と、茶髪に、少しチャラそうなピアスをつけた無駄にイケメンな日高太陽(ヒダカタイヨウ)しかいない。
ようするにまあ、二人きり。
そんな中私は今、やつの驚いた顔を拝めて気分がよくなった。
「そんな驚く質問?」
「なににやけてんだぼけ。
…質問に驚いたんじゃねーよ、お前が恋愛系の質問すること事態に驚いてんの。」
……………ん?
まて、なんか失礼なこと言われてる気が…
「つまりまあ、恋愛偏差値ゼロのお前がそんなこと聞くようになったんだなあ、と思っただけだ。」
カチン。